予防検診に地域差露呈問題発生
健康に長生きするには目に見えない部分の身体の状態を把握しておかないとならず、定期的な予防検診が欠かせません。その予防検診には胃がん、大腸がん、乳がんなどいろんな病に合わせた検診がそれぞれあります。しかしその予防検診は残念ながら近年は地域や病気の種類次第でばらつきが生じているのが現状です。そのばらつきでは市町村の定期検診では年1回開催しているがん検診と2年に1回になってしまったがん検診などがあります。それどころか別の地域に行けば、市町村単位で開催しているがん検診は、あらかじめ受診票が送付されていて、その日に行けば受診可能なわけではなく、あらかじめ申し込まなければ受診できないといった地域もあります。このように地域や病気の種類ごとにばらつきがあるのにはいろんな理由がありますが、そのうちの1つは医療費圧縮のための財政対策もあります。問題は高年齢になっていくといろんな病気になりやすくなりますが、先のように2年に1回のようになってしまった定期検診を受診していたのでは、症状次第では手遅れになる可能性も十分にあり得ます。そのためこれからの時代はお金はかかるが民間の人間ドッグを受診するような自己管理の予防保全対策も欠かせなくなるかもしれませんし、そのための民間の医療保険制度なども必要になるかもしれません。